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オンライン組織形成アプリGUILDを次世代ブロックチェーン・プラットフォームIOSTと共同開発

2019.7.03

カテゴリー
GUILD

株式会社PHIとINTERNET OF SERVICES FOUNDATION LTD.(代表:Jimmy Zhong/https://iost.io)は、7月3日に現在の仕組みでは解決することが難しいオンライン上の組織運営において、ブロックチェーンの特性を活かすことで実現可能と判断し、あらゆる組織をオンラインで可動させるサービス”GUILD”を共同で開発することに合意したことを発表いたします。

情報化時代に最適化された組織形成をサポートします

昨今、IT技術が爆発的に成長する中、組織形態の進化は時代とともに置き去りにされてきました。

あらゆる物のデジタル化が進む社会で、いまだに企業や組織の業務フローの多くはアナログで進められています。

今回我々が発表するサービスの”GUILD“ではプロジェクトに関わる全ての運用を”GUILD”上でできる設計にしており、オンライン上のみで設計・開発から運用までを行う仮想組織を形成することができます。

従来のオフィスに出社し仕事をするのではなく、全ての業務をリモートワークで行うことも当然可能であり、現在の組織が抱えている生産性や、モチベーションの低下を抑止し“働き方改革の促進”までを視野に入れています。

世界中の企業が直面している問題とは?

世界中の企業が直面している問題。

  • 労働生産性の伸び悩み
  • 従業員エンゲージメントの低下
  • あらゆるモノの情報化が進む今日、世界中の企業(特にアメリカ、西ヨーロッパ、日本)が慢性的な労働生産性の低下に悩まされています。

    アメリカでは、2004年以降それまで数十年に渡って約2.1%上昇していた労働生産性が、今となっては平均して0.6%まで落ち込みました。

    そんな中、日本の労働生産性はと言うと、48年連続、主要先進7ヵ国(G7)で最下位をキープ。

    米ギャラップ社が世界中の企業に対して行なっている従業員のエンゲージメント調査では被験者1300万人の中で『熱意を持って会社に向き合っている。』と答えたのが全体でたったの15%、日本に関してはさらに低い6%で調査対象139ヶ国中132位という悲惨な結果になっています。

    引用元)https://www.newsweekjapan.jp/kaya/2019/04/post-69.php

    引用元)http://ideal-leaders.co.jp/20180418111855
    参考文献)https://japan.zdnet.com/article/35115990

    これらの問題を引き起こす原因として、一般的には下記3つのことが言われています。

    1. トップダウン型のマネジメントは、組織の上層階層に権限や情報が 集中しやすく、組織の下層階層ではモチベーションが上がりづらい。
    2. 効率や成果を最優先するため、人間らしさがおろそかにされやすい。
    3. ビジネス環境が複雑化する中で、計画や目標が機能しなくなっている。

    また、日本でベストセラーになり注目されている “ティール組織”では下記のような一文も登場します。

    「職場とは、自分らしさを失わず楽しく振る舞え、有意義な目的を目指しながら同僚たちと仲間意識をはぐくめるような場所だ――そう感じているのは、少数の幸運な人たちだ。圧倒的多数の人々によって、職場は苦役に服する場所なのだ。毎日、いくらかの労力を『提供して』、その引き換えに給料を得るにすぎない。これは、才能と情熱の無駄づかいにほかならない」

    書籍 『ティール組織』より

    このように従来の組織では上層部だけがプロジェクトの根幹をにない、末端になるほど情報が希薄になり、場合によっては自分がどのようなプロジェクトに関わっているかも分からないケースもあります。

    大量生産による効率化を目指し最適化してきたヒエラルキー型組織ではありますが、現在の市場はよりニーズの変化が加速し、マーケットが複雑化しており、生産性が下がってしまっている事例も多く見られるようになりました。

    世界企業、特に日本企業の労働生産性を向上させるには、組織経営を根本から考え直さなければなりません。緩やかに進められている現在の働き方改革のような一時的な応急措置では、本質的な解決が行えるかは疑問です。

    そこで、“GUILD”では従来のヒエラルキー型組織体系では困難な5つの項目をサポートし、従来の組織をアップデートすることにより、人々のエンゲージメント生産効率の底上げを同時に狙います。

    どのように組織のアップデートを行うのか?

    まず、組織において重要なことは全体の目的が一致していること、関わる全ての人が認識し目指していることが大前提に必要になります。

    また、自分ごとと捉えるためにはプロジェクトを実際に運営している重要メンバーである必要があるのです。

     つまり、個人に見合った最大限の権限を譲渡し、組織の物事を他人事ではなく自分ごとで考えるという感覚を養わなければなりません。

    この状態を作るのには5つの項目を全て網羅することが必要になります。

    5つの項目をサポートし、組織をアップデート

    • 組織全体が組織の変革意識を持つこと
    • 組織内の意思決定権の分散化
    • 情報のオープン化
    • コミュニケーション
    • 目的の絞り込みとビジョン共有

     また、実際にこの項目をクリアしている企業に関しては従来の組織よりも生産性が上がりモチベーションもあがっているとレポートもあがっています。

    これらの詳細については、長文になりすぎるため企業の代表や、各プロジェクトリーダー、人事の方を対象とした情報共有コミュニティー8月に“次世代組織モデルを考える会(仮)”を発足し無料で情報公開いたしますので、興味ある方は下記メールアドレスにお問い合わせください。

    GUILDを通して目指すこと(代表のメッセージ)


    今の世の中で、仕事を楽しみながらできている人は、本当にごく一部の幸せな人々だと思います。会社が嫌だから転職をしたりフリーランスを目指す。そんな決断をできる人もごく僅かだと思います。会社が営利を最優先するのではなく、一つの目標に向かってエンジンがかかっている状態は必ずくると確信しています。

    会社が好きだ。この会社(目標)のためならなんだってできる。

    このように思えるには、やらされているだけの対症療法的な働き改革などではなく、組織の考え方、仕組み、在り方、を根本からアップデートできた時だと思います。そんな組織を円滑に運営するためのツールキットを開発する傍ら、我々が目指すのは、従来の株式会社などの企業に取って代わり、オンライン上での仮想組織形成から、仮想組織同士での仕事のやり取りができるようにすることです。我々はこの仮想組織をDecentralized Autonomous Organization(DAO:分散型自立組織)と呼びます。

    会社をオンラインの世界に持ち込む。
    これは夢でもなんでもなく、これから訪れる超デジタル化社会への布石にすぎません。

    B to BでもなくC to Cでもない、それらを足して2で割ったような在り方をオンライン世界に。

    DAO to DAOのためのプラットフォームそれが”GUILD”です。

    サービス開発始動の背景

    様々な会社で3年ほどインターンとして働く中、意思決定の遅さや、年功序列制度への疑問を抱いていました。
    従業員の生気を失った顔を見て、この人達は何故ここで働いているのだろうと感じたりもしました。

    「自分の良さを最大限生かし、環境に満足できる組織の在り方とは何だろう?」

    そんなことにふと興味を持ち、いろいろと考えた結果、ヒエラルキー制度に慣れていないゆとり世代の人々とそれ以前の人々との間のジェネレーションギャップは大きな問題ではないのかと感じ始めました。

    今行われている働き方改革の主導者は、僕達みたいな若い人の気持ちを理解しているのでしょうか?誰のため、なんのための改革なのか。僕は、中学校、高校、両方で体罰や理不尽なことを当たり前のように受け入れてきました。それが僕の周りの当たり前だったから。

    今の若者の大多数は、暴力や理不尽なことに耐える教育に慣れていません。インターネットの普及とともに触れ合える世界が広がりおかしいことを「おかしい」と、他人と手を取り合いながら主張できるようになったからです。

    そこで若い力を最大限活かすには、年功序列の影響を受けにくいフラットな組織図が最適と考えました。そんな中、名著『ティール組織』に出会い、考え方に感銘を受けました。「組織内の充足感と引き換えに給料を受け取るのが会社」そんな常識を変えたいと思い、サービスの構想を開始。もともと従事していたブロックチェーン業界で様々なことを学び、フラットな組織を形成する上で、思想的にも技術的にもマッチしているブロックチェーンはサービスには欠かせないということに気づきました。

    その後、様々な場所で『ブロックチェーン時代の働き方改革』といったテーマで登壇をする中、ティール組織で運営されている会社に出会い、実際に見学をしたところ今までのどの組織とも違う理想的な働き方で人々が動いている状況に遭遇しました。

    その組織には、ヒエラルキーが無かったのです。会社に従う従業員ではなく、それぞれが主体的になって動いていました。人は皆活力に溢れており、お互いに得意なスキルで、お互いの足りない部分を補っている。互いの情報がオープンにされており、それぞれが違うことをしているのだけど、全員が一つのビジョンに向けて足並みを揃えている。たまには息抜きでカードゲームを始めて談笑したり、メンターとして他人の相談を聞いたりもする。とにかく全員が自分の役割を明確に把握し、相互作用をしている、まるで一つの”生命体”のような組織。今まで妄想しかしていなかったそんな組織に現実の場で出会ってしまったのです。あの瞬間は今にも脳裏に焼きついています。

    これが本来あるべき組織の姿ではないだろうか僕はそう感じて、信じて、考えて、今に至ります。

    最後に

    経済成長のない社会』という概念が近年になって、より現実味を増しました。

    経済成長がゼロということは、何も成長しないということではありません。

    GDPという観点での成長率はゼロ、もしくはそれ以下かもしれないだけです。
    人間にフォーカスすると、感情面、人間関係、精神面、あらゆる点に置いて、豊かになると思います。

    ”個”の時代が到来すると言われていますが、その真意は、人々が”外的動機ではなく、内的動機で行動を始める”ことだと思っています。次のパラダイムでは、金融、コミュニティー、仕事、政治、消費活動、もちろん組織も、ありとあらゆる万物が想像をはるかに超えて進化していると思いますが、その大半が人間の内面的な部分を豊かにするべく働くシステムになる世の中を願っています。僕達、株式会社PHIは、”組織”というレンズを通して、そんな時代のための基盤を目指して行きます。

    まだまだ始まったばかりの旅ですが、みなさんと手を取り合って考えていければと思いますので、

    これからもどうぞよろしくお願いします。

    最後まで目を通していただき本当にありがとうございました。

    “Unfuck The World.” -PHI,Inc

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